JRCS株式会社 スペシャルインタビュー


アップロード:2020年6月8日

Part 1~2では、海洋業界のリーディングカンパニーであるJRCS株式会社とAFRICA DREAM SOCCER TOUR との出会い、パートナーシップ契約に至った経緯や近藤社長の “想い”の部分についてお話を頂きました!

 

Part 3では、両者の“協働”に焦点を当てて、2019年11月に実現した【国際貿易港湾見学ツアー】や今後の展望についてお話を伺っていきます。

 

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Part 1 近藤社長!JRCS株式会社について教えてください!

Part 2 なぜAFRICA DREAM SOCCER TOURのパートナーに!?

Part 3 これからの未来に向けて

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インタビューの登場人物

JRCS株式会社

代表取締役会長兼社長

近藤 髙一郎

64 Barrack st. 

料理長

白井 正樹

(聞き手)

AFRICA DREAM SOCCER TOUR 責任者

二村 元基



PART 3 これからの未来に向けて


 

ここからは、お互いの強みを活かした協働プロジェクトやその先の未来について聞かせてください!


 

はい、お願いします。


 昨年11月、御社のネットワークを活用いただいたおかげで、ケニアの子ども7名(+引率の先生2名)を対象に、国際貿易港湾であるモンバサ港の社会見学ツアーを実施することが出来ました。近藤社長はツアーに参加した子ども達の様子をどのようにご覧になりましたか?


実際に参加した子ども達の表情を写真で拝見しまして、初めて海や船を見た子ども達の目のキラキラとした輝きが印象的でした。


 

本当にみんなイキイキとしたいい顔をして見学をしてくれましたね。


2019年11月に港湾見学ツアーを実施

参加者の中には、初めて鉄道に乗る子どももいました。


参加してくれた子どものコメントも拝見しました。

その中でも『海の大きさと、あれだけ大きなコンテナ船を何隻も下から支える水の力強さに感動した』というコメントには特に感激しましたね。


とても純粋な発言で私も心に響きました。

現地からの報告をお聞きになって、何か感じられたことはありますでしょうか?


アフリカの子ども達が海や船を見てワクワクしてくれたというのを聞いて、海洋業界が彼らの選択肢の一つとなるようにしたいなと思いましたね。


 

それは本当に実現したいですね!


乗組員の資格を取って船に乗ったりとか、港湾で働いたりとか、彼らがそういった仕事に就いてくれれば、よりこの業界が発展していくんじゃないかなと思いますね。


 

御社の事業のみならず、業界全体のことまでお考えになられているとは、本当に恐れ入ります。


彼らの目の前に広がる「人生のレール」を1本でも多く増やしてあげたい。

この中の誰かが、海洋業界で働くかもしれない。

人類にとって船は絶対に必要な輸送手段で、これがなくなると世界中の生活がままならなくなってしまうので、それをアフリカの子ども達にも担っていただきたいなと思っています。

もし機会があれば、港湾とか船の見学だけじゃなくて、子ども達を日本に招くインターンシップなども企画できればいいなと思います。


 

それはぜひ!実現させたいですね!



サッカー以外の選択肢を、一つでも多く


職業選択という面で白井さんにもお伺いしたいのですが、料理人になるために必要な資質や能力、こういった部分は必要だということがあれば教えていただけますか?


日本であれば調理師免許とかがありますが、僕が思うに「料理が好き」っていうことが一番大切なんじゃないかなと思うんですよね。


なるほど。やはり「好き」というのは、すべてのもののベースとなる、シンプルで一番大切な要素ですね。


はい、先ほど近藤が「船舶や港湾関係の人材不足」について指摘しましたが、飲食業界も同じで、全体的に人材が足りていません。

ですから、アフリカの子ども達がレストランに行って、そこでの職業体験を通して、料理に興味を持ってもらえたらすごく良いですよね。


 そうですね!実際にウガンダでは、現地の日本食レストランにご協力いただいて、子ども達に調理補助や接客体験といった機会作りも行っています。


はい、FacebookInstagramでレストラン体験の様子を見ています。

先ほどの近藤のアイデアと同じで、そういった子ども達にも日本に料理を学びに来てもらえたら、人材が不足している国内の飲食業界も盛り上がるのではと思います。

そして、日本で学んだことを持ち帰って、レストラン経営等に活かしてもらえたら、日本とアフリカ、双方にとって良い形となるのではと思います。


 なるほど!支援する側、される側といった関係ではなく、日本とアフリカ双方がお互いにパートナーとして発展していくことが本当の意味での良い関係を言えそうですね。


はい、そういった関係性を築いていく一端を飲食業界、もっと言うと料理人の仕事が担っていけたらと思います。


 

非常に心強いお言葉、ありがとうございます!!



~未来に向けて~


 

最後に、今後アフリカプロジェクトに期待すること、子ども達へのメッセージをお願いします。


AFRICA DREAM SOCCER TOUR は、すぐに何かが見えてくる活動ではないので、継続してやり続けてほしいなと思います。


 

私たちも、「継続すること」が何よりも大切だと思っています!


子ども達には、SOLTILOのプロジェクトや他の国際協力活動をきっかけとして、夢を持ってほしい。その夢に向かって頑張れば夢は叶うんだということを知ってほしいと思っています。


 ありがとうございます!

近藤社長からもメッセージをお願いします。


まずは日本の皆さん、特に若い世代の人たちに、このプロジェクトを通じてアフリカの子ども達がどんな現状で生活しているのかを知ってほしいと思います。日本での暮らしと比較すると、はっきり言って厳しい生活環境の中でも夢を持って、サッカーを通じて何かをやり遂げようとしている姿から力強さ・パワーを感じてほしいなと思います。


 

私たちも、アフリカの子ども達から、むしろ生きるパワーをもらっています。


そして子ども達には、サッカーを通じて仲間を大事にできる、仲間のために頑張れる、そんな大人になってほしい。

スポーツや仕事に限らず、世の中のすべての活動は一人で完結できるものがなくて、チームメイトやスタッフなど仲間の協力があってはじめて成し遂げることが出来ます。

チームで努力することは、目標達成や夢を叶えるために非常に大切なことですので、スポーツを通じて、チームで何かを成し遂げる大切さをぜひ身につけてほしいと思います。

そして、彼らが大人になった時にはぜひ、次の世代の人たちにも繋げていってほしいですね。


 力強いメッセージありがとうございます!

引き続き、AFRICA DREAM SOCCER TOURをともに創り上げてください!



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