JRCS株式会社 スペシャルインタビュー


アップロード:2020年5月14日

Part 1 では、JRCS株式会社のことを中心として話を聞いてきました!

Part 2 では、なぜ海洋業界のリーディングカンパニーであるJRCS株式会社がAFRICA DREAM SOCCER TOUR に協力することになったのか。その背景に迫っていきます!

 

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Part 1 近藤社長!JRCS株式会社について教えてください!

Part 2 なぜAFRICA DREAM SOCCER TOURのパートナーに!?

Part 3 これからの未来に向けて

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インタビュー参加者

JRCS株式会社

代表取締役会長兼社長

近藤 髙一郎

64 Barrack st. 

料理長

白井 正樹

(聞き手)

AFRICA DREAM SOCCER TOUR 責任者

二村 元基



PART 2 なぜAFRICA DREAM SOCCER TOURのパートナーに!?


 Part1では御社についていろいろと伺ってきましたが、ここからはAFRICA DREAM SOCCER TOURと御社の繋がりについてお聞きしたいと思います。プロジェクトのパートナーになった経緯について教えて頂けますか?


 

ここは白井料理長から話してもらった方がいいんじゃないかな?


 

ここでついに本格登場の白井さん!お願いします!


 そうですね。2018年10月に、Twitterで本田圭佑さんが「アフリカで何かやりたい人、一緒にやりませんか」という主旨の内容を発信されていて、それに対して僕がコメントをさせていただいたんです。


すべての始まりはこの1つのつぶやきから…!!

 

その後に二村さんからTwitterでメッセージがきまして、そこからメールや対面でやりとりをさせていただいたというのが最初のきっかけでしたね。


 はい、発信した直後に本田本人からも「これは!という方がいたらぜひコンタクトしてみてほしい」と言われていました。何名かの方に直接ご連絡させていただいて、白井さんとも知り合うことが出来たんです。


白井料理長の返答がコチラ

 

この発信を見て、「この方は本気だ」とビビッと来ました。

(・・・それにしても、白井料理長のハンドルネームかわいい。まちゃき。)


プロジェクトへの協力を即決。そこにあった想いとは


その後、白井料理長の取り計らいで近藤社長との面談が実現。

プロジェクトの概要を説明したところ、近藤社長は協力を即決。このスピード感は本当に驚きでしたが、なぜ決断いただけたのでしょう?


私たちもCSR活動に力を入れています。私たちの仕事ってなかなか一般の人の目に触れることが無いんです。海運は非常に大事な流通の手段で、世界の流通の90パーセントを海運が担っているにもかかわらず、そのことがあまり知られていないという寂しい現状がありました。


JRCSは地域のごみ拾い活動に参加したり、

障がいを持つ方々に向けた企業見学会を実施するなど、積極的にCSR活動を展開してきた。


 私たちのCSR活動を通して船のことを知ってもらいたい、というのがプロジェクトに協力することを決めた一番の理由です。それに、本田圭佑さんの「伸び代」という言葉も好きで。それもありましたので、じゃあやりましょうってなったわけですね。


本田圭佑の存在も、パートナーシップの大きなポイントに


あのときの驚きと嬉しさは今でも忘れられません・・・!!本当に感激しました。

たしか近藤社長のお子さまもサッカーをやられていて、サッカーというスポーツそのものに対しても思い入れがあったんですよね?


息子が3人いて、幼稚園の頃から地元のサッカーチームに入っていたのですが全然勝てないんです(笑)けれど、勝てなくてもすごく楽しそうでした。私たちが子供の頃はサッカーがそこまで人気ではなくて、野球とかソフトボールの方が人気がありました。でも、子ども達が楽しそうにプレーしているのを見ると、サッカーもいいなって思いましたね。


"勝ち負け"だけが、スポーツの魅力ではない


彼らが幸せであれば、世界をポジティブな方向に転換できる


 

そのような中で、「アフリカ」というキーワードに触れた時はいかがでしたか?

そもそも近藤社長は、これまでにアフリカのどこかの国を訪問されたことはありますか?


 

それはまだないんですよね。


 

そうすると、やはり日本との物理的な距離感もありますし、「アフリカ」に対してあまりピンとこなかったのではないかと思うのですが、そこに対するためらいはなかったのでしょうか?


ネガティブな話ですが、ソマリアの海賊という存在が私たちの業界で1つのリスクとなっていて、ソマリア沖を通る船はすごく警戒しないといけません。

もちろん海賊を認めることはできませんが、アフリカの貧困問題など、社会的背景が影響しているのは間違いないと思います。子ども達には、夢を持って、海に対する憧れをもって成長してもらいたいものです。


 ソマリア沖の海賊については映画「キャプテン・フィリップス」が有名ですね。私も鑑賞しましたが、簡単に「海賊=悪」という一言では片づけられない、貧困であったり、社会構造上の難しさを感じました。


海賊ではなく、広い海を行き来して世界中に幸せを届ける、船員という仕事に就いてもらえたらいいなと思います。30年後には、世界の4人に1人がアフリカ人になるというデータもあります。彼らが幸せであれば、世界をポジティブな方向に転換していかれるのではないかと期待しています。


海の職業に就いてもらうことで、彼らに夢を提供するということですね。

そういった海洋業界を通してできるアフリカへのアプローチということで、弊社のプロジェクトに参画いただけることは本当にうれしいです。


こうしてJRCSAFRICA DREAM SOCCER TOURのパートナーシップがスタート

子ども達はJRCSの想いを背負って、一心不乱にボールを追いかける




パートナーシップを発揮して実現した港湾見学


 

御社との具体的な活動という点では、昨年ケニア(モンバサ)での港湾見学という取り組みを実施することが出来ました。このあたりについてはPart3でお聞きしていきたいと思います!


 

はい、よろしくお願いします!




本田圭佑の「たった1つのTweet」から始まったJRCS株式会社とAFRICA DREAM SOCCER TOURの関係性。

Part3では、そんなJRCSとのパートナーシップがあったからこそ提供できた子どもたちへの選択肢について紹介していきます!

最後までお読みいただきありがとうございます!

みなさんからのいいねやコメントがとても力になります!

コメント: 2
  • #2

    編集部員F (木曜日, 21 5月 2020 09:31)

    佐藤さんいつもコメントありがとうございます!
    はい、先方には本当に僕たちのプロジェクトを自分ゴト化してくれているなぁと感じていて、嬉しさと責任感を感じています。
    このプロジェクトのVISIONの実現に向け、これからもよろしくお願いします!

  • #1

    佐藤 里奈 (木曜日, 14 5月 2020 17:50)

    多くの方々からリプライ来たこのツイート覚えてます。こうした出会いが始まりだったのですね。
    子どもに夢を持ってもらいたい、世界中に幸せを届けたいなどSOLTILOさんとJRCSさんの想いが重なり合ってのパートナーシップ提携に至ったのだろうということが分かり、なんだか勝手に嬉しくなりました。
    業種は違えど、VISIONは通ずるものがある。
    そこに様々な可能性は秘めているのかなと感じます。

    Part3も楽しみにしています。