SOLTILO AFRICA DREAM SOCCER TOUR supported by SHOWA GLOVE 2021年 マンスリーレポート Vol.2
報告者:土屋 雅人
はじめに:ケニア渡航日決定!
こんにちは、プロジェクト担当コーチの土屋です。
タイトルの通り渡航日程が確定し、3/6(土)にケニアに向けて出発します!
昨年2月の一時帰国以降、渡航延期が幾度となく重なって、結果丸一年アフリカ各国でプロジェクトを再開することが出来ずにいましたが、ついに!活動再開の目途が立ちました!!
久しぶりの海外渡航となるため、慣れていたはずのVisa 申請や航空券予約の際は、これまで以上にソワソワして期待と不安が入り混じった感覚ですが、with コロナの活動を意識して、安全安心を第一にしっかりと準備したうえで活動を再開していきます!
一方で、昨年9月から約半年間実施しておりました関東でのJAPAN DREAM PROJECTは、私のアフリカ渡航に伴い、一旦毎週末のサッカー教室は終了となり、今後は約半年毎の私の本邦一時帰国のタイミングで都度開催していく形となります。
コロナ禍のおかげ様で出会えた子供たち。
習い事経験がほぼゼロの状況からスタートとし、サッカー教室にも徐々に慣れてきて、技術面の向上や準備や片付けといったサッカーに取り組む姿勢が少しずつ良くなってきた段階でのお別れとなってしまい、本当にこれからという段階で彼彼女らの成長を見守ることが出来ないのは少し寂しいですが、今回のプロジェクトをきっかけに国内スクール=SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOLへの入会機会や、パートナーの皆様のご厚意で今後も定期開催頂ける料理教室・プログラミング教室といった機会を得た子ども達には、ぜひ継続して自分自身の才能を磨いていって欲しいなと思います。
最後に、アフリカでの活動が滞っているにも関わらず継続して支援頂いているパートナーの皆様、国内プロジェクトについてもご理解と応援を頂き本当にありがとうございます。
本ページトップに添付した『新バナー』を持って、アフリカの地でまた子ども達に笑顔を届けて参りますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。
また、国内プロジェクトに関しましても、現在関西での開催に向けてプロジェクト責任者の二村、インターンの枝崎が各所調整しておりますので、併せて応援をよろしくお願いいたします。
活動報告(各国状況)
①国内プロジェクト~Japan Dream Project~【総集編】
9月からスタートした国内プロジェクト。
アフリカ同様、次の3つのコンセプト(機会の提供)を基に活動を行いました。
- )無償サッカー教室の機会
- )SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOL への入会機会
- )サッカー以外の才能育成機会
今号は総集編として、半年間の活動の総まとめをお送りします!
⑴無償サッカー教室の機会
母子生活支援施設、児童養護施設の子ども達を対象にそれぞれ週一回のサッカー教室を開催させて頂き、半年間で約20回ずつのトレーニングを行いました。
学校の授業以外でサッカーをしたことがなく、習い事自体も初めての経験となる子ども達が大半であったため、はじめの内は子ども達なかに戸惑いや、毎週来てサッカーを教えて帰る外部の大人にどう接したらよいのか探っている様子がありましたが、練習回数を重ねるごとに教室内のルールやコーチとのコミュニケーションにも徐々に慣れていき、準備や片付けなどを率先して行ってくれる子ども達が徐々に増えていきました。
施設スタッフの方からは、
- 子ども達がしっかりと話を聞いて、集団で遊べる・行動できるところを見て本当に驚きました。改めて、サッカー・スポーツの力であったり、コーチのリーダーシップや全体への声の掛け方など、我々スタッフとしても勉強となることが多かったです(児童養護施設スタッフ)
- 以前は上手くいかないことがあると自分自身の感情のコントロールがうまく出来なかった子どもが、サッカー教室に参加することによって出来ないこと、上手くいかないこととの付き合い方がうまくなり、私生活面でも自分自身との向き合い方がうまくなったのが印象的でした。(母子生活支援施設スタッフ)
といった声を挙げて頂き、私自身も理解していなかったサッカー教室の効果やスポーツの力を実感しました。
サッカー教室ラストとなった先週末(2/27土曜日)は、共にサッカー指導をしている母子生活支援施設の子ども達と児童養護施設の一部の子ども達合同でサッカー教室を実施することが出来、普段あまり接することのない他施設の子ども達同士がサッカーをきっかけにつながり、お互いに良い刺激を受けてもらえたのではないかと思います。
⑵SOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOLへの入会機会
上記⑴無償サッカー教室を通じて出会った、
『サッカーをもっと上手くなりたい熱意と共に、毎週の練習にピッチ内外で一生懸命取り組んでくれる』
子ども達が継続してサッカーに取り組めるよう、各施設から通える範囲内のSOLTILO FAMILIA SOCCER SCHOOLにて受け入れを実施しており、現在合計5名の子ども達が弊社スクールにて平日週1回練習をしています。
子ども達の受け入れ準備と私自身のコーチ研修のため、9月から半年間、私自身も北朝霞校・東久留米校にそれぞれ週1回参加させて頂いておりました。
両校とも、初心者~経験者まで誰でもウェルカムな『スタンダードクラス』のため、入会してくれているスクール生同士のレベルやサッカー経験・理解度もバラバラな環境での練習となり、指導する側にとっても簡単ではないグループセッションとなりますが、経験豊富なコーチや元Jリーガーのコーチが工夫を凝らして各グループの子供たちのレベルに合ったトレーニングをされていて、私自身も大いに勉強になりました。
今回快く受け入れてくれた両校コーチ、スクール生の皆さん、本当にありがとうございました!
※各校の様子については、ぜひSOLTILO コーチブログにてご確認ください。
※下記リンクは、それぞれ私が最終参加日となった日に、スクール生向けに書かせて頂いた内容です。ちゃっかりアフリカのアピールもしてます!
- 北朝霞校 https://ameblo.jp/soltilo-kanto/entry-12657189872.html
- 東久留米校 https://ameblo.jp/soltilo-kanto/entry-12659058830.html
⑶サッカー以外の才能育成機会
国内プロジェクトにおいても本当に多くの方々にご協力を頂き、これまでに
- 料理教室 3回
- プログラミング教室
- 内航船見学
- ドッグアジリティ体験
- 獣医見学
と合計7回の職業体験・見学企画を実施することが出来ました。
どの回も本当に素晴らしい対応をして頂きまして、子供たちにとって貴重な経験となったと同時に、各回とも私自身が一番前のめりで参加させて頂きました...
私自身はしばらく日本を離れてしまいますが、今回子供たちと関わってくださった方々のうち、今後も継続して教室の開催や子ども達の職場見学・体験も是非と素敵なオファーを頂いておりますので、プロジェクト責任者の二村の関東出張のタイミング等で是非継続開催をしていきたいと考えております。
皆様引き続き、よろしくお願いいたします!
(※下記1月23日~2月28日に実施した企画ダイジェストです!)
【獣医編】
1/24㈰、動物関係の仕事を志望する中学生2名と動物病院行ってきました。
点滴や採血等を目の前で見せて頂き、動物の命を預かる仕事について見学させて頂き、緊張感のある現場で動物の突然の動きにも冷静にも対処する獣医さん達がすごくかっこよかったです!
- 子供からの質問『獣医さんとして働く上で大切なことはなんですか?』
- 獣医さん『動物たちは飼い主さん達にとって家族。家族の命を預かっている意識を持つこと』
今日の体験を通して、命を預かる仕事のやりがいや責任感について理解を深めてもらえたら嬉しいです!
快く受け入れて下さったヒデ動物病院(https://www.hideanimal.com)の皆さん、本当にありがとうございました!
【料理教室編】
- 1/23(土) バスクチーズケーキ作り
- 2/28(日) チキンパルマ作り
と2回に渡って、64 Barrack st. 白井料理長にご協力頂き、母子生活支援施設(2/28(日)回は児童養護施設の子ども達と合同)を対象に料理教室を開催頂きました。
バスクチーズケーキ作りではしっかり分量を量って調理すること(料理は科学!!)
オーストラリア・メルボルンの名物料理であるチキンパルマ作りでは、食材を切って~焼いて味付けて~盛り付けまでの一連の工程を体験しました!
どちらの料理も子ども達にとって初めて作る料理であり、中には包丁を持つことも初めて、という子もいましたが、慣れない作業に四苦八苦しながらも一生懸命取り組んでいた姿が印象的でした。
普段はお母さんや施設の方が用意してくれた料理を食べる側の子供たちですが、疲労で手が痛くなる苦労を乗り越えて食べる手料理はきっと忘れられない美味しさだったと思います!
白井料理長、2回に渡って本当にありがとうございました!
②プロジェクト展開国の状況
ケニア、ルワンダ、ウガンダのCOVID-19 新規感染者数7日平均線
出典:Our World in Data (https://ourworldindata.org/)
ケニア、ルワンダ、ウガンダのCOVID-19 100万人当たり新規感染者数7日平均線
出典:Our World in Data (https://ourworldindata.org/)
ケニア
- Covid-19新規感染者は2020年11月中旬をピークに減少傾向に転じ、本年1月以降も比較的に落ち着いており、新たな規制強化/緩和は発表されていない。
- しかしながら、上記3ヶ国で唯一、線グラブの推移が若干の上向き傾向となっており、今後の状況に引き続き注意が必要となる。
- 参照:外務省海外安全ホームページ_ケニア (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_100.html#ad-image-0)
ルワンダ
- 1月中旬に実施させたロックダウンの効果もあり、新規感染者数は継続して減少している
- 夜間外出制限、およびレストラン・カフェ等の時短営業等引き続き制限のある生活を強いられているが、大学含めすべての教育機関が再開となり、このまま状況が快方に向かうことを期待している
- 参照:外務省海外安全ホームページ_ルワンダ (https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo_131.html#ad-image-0)
ウガンダ
- 12月中旬をピークに1日あたりの新規感染者数は継続して減少傾向にあり、線グラブ上は対象3ヶ国で一番状況が落ち着いている。規制緩和・強化に関する新たな発表は出されていない。
- しかしながら、1月中旬~2月上旬にかけて行われた大統領選挙および地方選以降、COVID-19関連の報道が少なくなっており、発表されている数字が現地の状況を正確に反映しているかどうか懐疑的な印象もあり、引き続き注意が必要な状況は変わらない
- 参照:在ウガンダ日本大使館 ( https://www.ug.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
SOLTILO Bright Stars FC
戦績 2020/21 Season
ウガンダリーグ1部
現在6位/16チーム中(3勝3分2敗)
※2021年2月20日時点
<後期>
第6節 vs. Kitara(H)〇5-0
→Akandwanaho.J(アカンドワナホ)選手がハットトリックを達成 / MOMへ
第7節 vs. Busoga United FC(A)△1-1
第8節 vs. UPDF(H)〇3-0
→Akandwanaho.J(アカンドワナホ)選手がMOMへ
2月13日(土)の後期開幕試合となったKitara戦では、Akandwanaho.J(アカンドワナホ)選手がハットトリックを達成し、見事 MOM(Man Of the Match)に輝きました!また昨日行われた第8節でもMOMに選出され大活躍!引き続き是非ご注目ください!
KENTOの部屋
こんにちは!インターン生の枝崎健翔です。
今回は、先日開催された日本プロジェクトでの獣医の職業体験実現までのストーリーをご紹介します!
この企画は、子どもたちの夢への第一歩となる活動や機会を提供したいという想いから、施設でサッカー教室に参加している子どもたちのやりたいこと、夢のヒアリングから始めました。
その際に、「獣医になりたい!」という意見があったことから獣医の見学や職業体験の場を提供する運びとなりました。
近隣の動物病院での開催という条件が必須であったため、まずは施設の近くで開催できそうな動物病院をリストアップしました。しかし...リサーチの仕方が悪かったようで、リスト漏れが多く発生してしまっていました。
二村からのサポートを得ながら再度リスト化を行い、各病院へのアプローチも開始することができました。
施設から近い病院や職業体験の実績がある病院から順に電話連絡を行なっていきましたが、初めのうちはなかなか了承を得ることができなかったり、連絡が取れなかったりということばかりでした... しかし、
諦めずに何度も連絡を続けると、ご協力していただけるという病院をついに見つけることに成功しました!
その流れで電話とメールベースにて当日の打ち合わせなどを進めていき、1月24日に職業見学と体験を開催いたしました。
参加した施設の中学生2人は間近で憧れの職業を目にし、いい経験を得ることができたようです。
今回開催を行った動物病院様はじめ、ご協力いただいた方々、ありがとうございました!
パートナー
AFRICA DREAM SOCCER TOUR は、以下のパートナー企業(団体)に支えられています。
(パートナー企業(団体)様の詳細ページはこちらへ)
アライアンスパートナー
アフリカコロナ禍支援
JAPAN DREAM PJ
Japan Dream PJ
JAPAN dream PJ
japan dream pj
最後までお読みいただきありがとうございました!
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佐藤 里奈 (土曜日, 13 3月 2021 06:44)
子どもたちの興味や夢へのきっかけの活動。今後も継続的に行われ、一人でも多くの子どもたちの可能性が広がることを願います。