2020年5月 AFRICA DREAM SOCCER TOUR マンスリーレポート
報告者:土屋 雅人
活動報告(各国状況)
①オンライン新企画!Partner Talk開催
SOLTILO AFRICA DREAM SOCCER TOUR を支援してくださっているパートナー企業の方々、現地でともに活動してくださる現地駐在員の方々、お手本として勉強させて頂きつつ、いつか一緒に活動していきたいと思う挑戦者の方々に話を伺っていく、SOLTILO Partner Talkシリーズ。
記念すべき第一回は、プロジェクト立ち上げ当時からパートナーとして支援してくださっている株式会社ict4e代表の原 秀一さんにゲストとして参加していただきました!
当日は、原さんとアフリカとの出会いのきっかけとなった青年海外協力隊(タンザニア)での経験、SOLTILOと出会うきっかけとなったイベントでのエピソード、アフリカでプログラミング授業を実施した際の子ども達のリアクションやそこで感じた可能性などについてお話頂き、参加者からの質問にも一つひとつ丁寧に答えて頂きました。
インタビューの内容は、後日改めて掲載いたしますので、乞うご期待!
※当日は約30名の方にご参加いただき、お気持ちで 10,400円 のご寄付を頂きました。
頂いた支援金は、全額あしなが育英会海外遺児支援活動に寄付させていただきました。
https://www.ashinaga.org/support/once/
ご賛同いただきました皆様、ありがとうございます。
②AFRICA DREAM SOCCER TOUR今後の見通し
新型コロナウイルス感染拡大により、現在もプロジェクト展開国(ケニア・ウガンダ・ルワンダ)では首都および空港封鎖が実施されています。
そのため、プロジェクト担当コーチ:土屋は引き続き日本国内待機となっており、ウガンダへの再渡航時期は2020年9月9日となっております。
感染状況、コロナ対応策は各国によって異なりますが、未だ収束には至っておらず、引き続き状況を注視していく必要があります。
ロックダウンが解消し、空港もオープン、治安なども平静化次第の再渡航を予定しております。
③プロジェクト展開国の状況(2020/6/14(日)現在)
ウガンダ
継続して、空港封鎖、学校閉鎖、19時~翌朝6時半までの外出規制等の措置が取られているものの、バス・タクシー(※定員制限はあり)やショッピングモールが再開されるなど、復興の兆しもあります。
6月10日現在、感染者数:665名(死亡例なし)
(参照:在ウガンダ日本大使館 https://www.ug.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html)
スペシャルパートナーのあしながウガンダ様は、登録のある生徒989名とその家族に対し食糧支援を実施されています。同時に、自宅待機期間中も学習が出来るようholiday package(≒宿題)を配布し、生徒の学業面をサポートしています。
あしなが育英会様への支援方法はコチラから
https://www.ashinaga.org/support/
(※1口500円~1回限りの支援も可能です)
ケニア
6/13時点の新型コロナウィルス感染者数は累計3,457名で、同日に陽性と診断された患者は,152名とのこと。医療体制や検査数に限りがあるため、実際の感染者数は戦術の数字よりも多いとみられ、空港や教育の再開の目途は立っていない。
外務省海外安全ホームページ_ケニア(https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=92320)
指導対象の子ども達の多くが所属する、スラム街の駆け込み寺マゴソスクール(http://magoso.jp/support/donation)では、困窮家庭へお買い物券支給するなどの食糧支援を行っている。
※マゴソスクールへの支援は上記リンクからお進み頂けます。
ルワンダ
6/2火に管理職層の出勤や一部を除いての都市間移動等一部措置が緩和されたが、その後感染者数は増加傾向にあり、今後の見通しについては不透明。
【参照】外務省海外安全ホームページ_ルワンダ
https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=91566
④提携アカデミー入団選手レポート
上記各国状況の通り、2020年6月14日現在プロジェクト展開国にてスポーツ活動が行われている国はありません。
ルワンダ国提携アカデミー:ガサボゴリラFCに所属しているロブ君から、メッセージ動画による近況報告が届きましたのでご覧ください。(日本語訳付き)
早くコロナが落ち着いて、また学校にもサッカーにも全力で取り組める日が待ち遠しい限りですね…
SNS/メディア掲載ハイライト
①今月のトップ投稿
5月10日投稿、41いいね!
【Throwback 46】
Lined up before the start of relay games
ドリブルリレーゲーム開始前の整列
②2020/5/2(土)付 スポーツ報知 様にて取り上げて頂きました
AFRICA DREAM SOCCER TOURの概要と、2020年1月26日にウガンダ共和国グル県で開催した「元子ども兵・南スーダン難民向けサッカー教室」の様子を記事にして頂きました。
同イベントは、ウガンダプレミアリーグ1部に所属するブライトスターズFC(運営会社:SOLTILO Uganda Ltd.)の選手たち3名がグル県に訪問し、現地で日本の国際協力NPO「テラ・ルネッサンス」の支援を受けている受益者とその子ども達に対してサッカー指導を行った、「企業×NPO」協働によるサッカー教室であり、我々AFRICA DREAM SOCCER TOURスタッフも指導のお手伝いをさせて頂きました。
コロナウィルス流行により第2回が開催出来ておりませんが、”1回限りのお祭り”で終えることなく、継続的な活動にしていきます!
※記事中に使用されている写真は、2017年6月に本田圭佑選手があしながウガンダ校を訪れた時のものです。
AFRICA DREAM SOCCER TOUR ここだけの話
『忘れちゃいけない失敗』
立ち上げ責任者の二村です!今回は、活動当初の失敗談についてお話します。
AFRICA DREAM SOCCER TOURは2017年12月から始まり、今ではケニア・ウガンダ・ルワンダの3カ国で展開するに至りました。
一番最初にプロジェクトを開始した国、それがルワンダです。
初の指導日は忘れもしない2017年12月9日。
提携したのは、元ストリートチルドレンをサポートする現地の団体。
初めてのチャレンジで私たちも大ハッスル。
当日はキックオフイベントとして、様々なVIPやローカルメディアにも来てもらい大盛況でした。
しっかりと「AFRICA DREAM SOCCER TOURがやりたいこと」を団体代表にもアピールすることが出来、万全のスタートを切ることができた!はずでした・・・。
キックオフイベントの翌日、昨日の興奮も冷めやらぬうちに、
団体代表から「話がしたい」と言われて呼び出された僕は驚きました。
昨日はあんなにニコニコしていた彼の顔が、とても険しいものだったからです。
そして彼から言われたことが、
「私たちはあなたたちと一緒にプロジェクトを続けることができない。
あなたたちは、かわいそうな私たちを使ってお金儲けをしようとしているのではないか。」
もちろん、そんな気持ちは一切ありません。
必死にAFRICA DREAM SOCCER TOURがやりたいことを説明しますが、もう後の祭り。
「もう十分だ。帰ってくれ。」
その一言と共に、話し合いは終わりました。
「なんで・・・あんなに最高のスタートを切ることができたのに・・・」
くやしさ、悲しさ、戸惑い、怒り・・・色々な感情が押し寄せてきたことを覚えています。
今でも彼の気持ちが変わってしまった直接的な理由はわかりません。
キックオフイベントにはたくさんの外部団体の方にも参加してもらったので、
その中の誰かから、「あの外国人は、あなたがサポートする子どもたちを利用しようとしているのでは?」と指摘されたのかもしれません。
ただ一つはっきりと言えること、僕が反省できることは、
「ビジョンを事前に伝え切れていなかったのではないか」
ということです。
プロジェクト初日に寄稿した文章が残っています。
https://keisuke-honda.com/manager_blog/2017/12/5696
その中でも書いていて、今でも変わらないこと。それは
「AFRICA DREAM SOCCER TOURは、サッカーが持つ圧倒的なパワーを使って、子供たちにキラキラとした「夢」を持ってもらうことが目標です」
この部分が彼と僕の中で100%一致していなかったから、あのような事態になってしまったのだと思います。
あの日以来、新しい団体と提携するときには、
何度も何度も[AFRICA DREAM SOCCER TOURがやりたいこと/大切にしたいこと]
いわば【プロジェクトの価値観】をしっかりと説明するようになりました。
以来、同じ経験はしていません。
これからも、この反省を活かして、プロジェクトを前進させていこう。
今でも胸に刻んでいる失敗談でした。
二村
パートナー
AFRICA DREAM SOCCER TOURは、以下のパートナー企業(団体)に支えられています。
(パートナー企業(団体)様の詳細ページはこちらへ)
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佐藤 里奈 (水曜日, 24 6月 2020 18:55)
想いが伝わっていないと不信感も生んでしまうという、、ビジョン(想い)をしっかり伝えることの重要性を感じました。
一番最初のプロジェクトの団体の方は、今、このプロジェクトについてどう思っているのかも気になりました。
きっと、風のたよりのように現在までのSOLTILOさんが取り組んでいるプロジェクトのことも知っているような気がします。